読書の秋だべさ
函館ゆかりの作家の文庫を読みぶつぶつ
今年のGWあたりから、函館市内で映画の撮影を行っていて
五稜郭公園で主演のアントニオ猪木が「だーっ!!」っと
手を上げている動画が流れていました
それは単なる宴会だと思われます
相変わらず精力的に活動してるんだなぁ、と思っておりました・・・
猪木の事じゃないですよ
先日本屋で何気に手にした文庫のあらすじを読み・・・
あーまた見つけちゃったよ
と、福岡県の筑後川流域に関わる本を読みました
辻仁成の「白仏」です
上記の映画の作者で監督さんをやってるようです
この本の舞台は現在の福岡県大川市
その市に属する大野島で生まれ育った人物がモデルで
作者の母方の祖父にあたる人だそうです
へー母方はあの辺の人だったんだぁ、です
年齢はいくつか違えども、何かの本に書いていたと思うのですが
函館にミグ25が飛んできた、その日を共有する作者なので
今まで書かれたものをいくつか手に取ったことがありました
でも、九州滞在中にこの本を見つけていたら
書かれている時間の空や土の色をより近く感じられたでしょう
ちょうど今現在あちこちで咲いてますけど
2年前の彼岸花シーズンに吉野ヶ里遺跡に行ったので
その時にこの島を通過しています
でも「佐賀の墓は金文字だよ」と我が社社長に言われていたので
福岡から佐賀に向かいながら
そればかり考えていた事しか覚えていません
この島の北と南で県が違うってのも初めて知りましたよ
確かにその時に見た佐賀の墓は半数以上が金文字・・・
その後長崎出身に聞いたら
「うちの墓も金文字だよ~」と言っていたので
単に筑後川がそのさかいめなだけの事かも?
ところかわればしなかわる、なんですね
久留米出身の我が社社長が何かにつけ
佐賀を笑いのネタにするのですが
それって東京と埼玉・千葉との関係に似たイメージなんですよ
まあ日本人らしいネタなのかな
当然函館にも似たような地域ネタがありますし
関西の場合は滋賀県がその役を受け持っているようです
そんな事はどうでもいいか
話を戻すと、この本を読み進むに従って
その時通った島の平坦な景色と
久留米や柳川へつながる道端の景色などが頭に浮かび
たっぷりとした水量を持つ筑後川と
有明海の干満の差の激しさと
筑後川につながる細い流れの数々と
砂利より土の部分が多い川岸の景色を思い出しました
さて、この辻氏ですけど、バンド時代に関しては
いわゆる東京ロッカーズにはちと遅れていて
その後のバンドブームともちょっと時期がずれていて
その時はそれなりに売れたのかも知れませんけど
ちょうどその頃の私は日本の世間一般から離れてましたから
ほとんど聞いたことが無いんですよね
でも知ったあとからもあんまり良いイメージが無いんですよ
まあいわゆるロケンロールな人生を歩んでる人ですよね
じゃあ、その作者の人間性と作品を切り分けられるか?
それとも作品と同時かそれ以上に人間性を問うのか?
最近酒の席でそんな話をしていたのですが
これは、その時と場合と物と好みの問題だなぁ・・・
夏目漱石は自虐的に突き詰めた挙句の狂人だろうし
太宰なんて人として考えたら論外になりそうだし
三島由紀夫の死に方は私にとってはみっともない部類だろうし
やっぱどう評価するかは好みがありそうだなぁ
音楽で言えばジミヘンとクラプトンはただのジャンキーだし
ピートタウンゼントはロリコン疑惑があるし・・・
やっぱり人でなしが多いようにも思えるけど、たぶん
一般人の世界の頭がおかしい人とその割合は変わらんのかも?
色々な人がいて当たり前なんじゃないのかな??
あ、昔の落語家は人でなしじゃなきゃいけないイメージがあるなぁ・・・
そんな感じで人となりを知ってしまって
なーんだ、と、がっくりしてしまう事もありますけど
この本に関しては真剣にルーツと向かい合い
「ここらでひとつ普遍性のある作品でも・・・」と
整った文体も何かしらの目標があってのものなのでしょう
多作な作家の本は書店で眺めるだけでゲンナリしてしまうので
そそらない場合が多いのですが、これは当たりかも?
ってか、何かしらの賞もいただいている本なんですね
大体気が付くのが遅すぎます
そんなこんなで何をいいたいのかって言うと
又いつの日にか普賢岳を遠くに眺めながら有明海に面した道を
自転車でプラプラしたいなーって事だけなんですよ
たぶんそれは大川市内だったと思うのですが
日曜の早朝に自転車を走らせている時にすれ違う小学生が
「おはようございますっ!」
と、大きな声で挨拶をしてくれたのです
最初は物凄く驚きましたが
なんかとってもうれしかったですよ
ええ所じゃないっすか!
そんな筑後地方の思い出と重なってしまいました
真夏の灼熱地獄は大変でしたけど・・・
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